サッカー大学留学 - 平野将弘様
平野将弘
高校卒業後にUniversity of South Wales (USW)へ入学。
サッカーに特化したコーチング学を学び、在学中にUEFA Bライセンスを取得。
大学が提供するインターンシッププログラムでは、ウェールズ年代別代表の分析官や、カーディフシティFCのコーチを任される。
大学卒業後はFC大阪のヘッドコーチとして活躍。クラブのJ3昇格に大きく貢献した。
USWのサッカーコーチング学部/科で学術的な面と実践的な面の両方を学ぶ事ができました。
学術的な面では、エビデンスベースのトレーニング理論や教育学(Pedagogy)を元にしたコーチング理論、パフォーマンス分析、英語で書かれた日本語では入手できないような論文や研究の資料にも触れる事ができ自分の知識を広げる事ができました。
大学は実践的な学習を促していて、特にWork Placementという単位があり大学のネットワーク(ウェールズサッカー協会FAW、カーディフシティ、スウォンジー、その他地域リーグや地域のアカデミー/クラブ)を生かして、実際にクラブスタッフとしてシーズンを通して仕事ができました。
そこで多くの現場経験を積む事ができ、実際にウェールズの生のサッカーに触れることができて良い経験となりました。TOPチームでやりたい願望があったので、ルートとして入りやすい分析官として初年度はノンリーグのクラブでU-18とトップチームのアナリストとして仕事をし、最終年度はカーディフシティのアカデミーそして、女子のトップチームの分析コーチとしてフルシーズン仕事が出来たことは今の自身のキャリアに繋がっていると思います。
女子チームのホームスタジアムと練習場は男子チームが使用するCardiff City Stadiumの隣にあるスポーツセンター。スタッフのミーティング場所はCardiff City Stadiumの中の部屋。当時プレミアリーグに所属していた事からトップトップの環境を知る事ができ、ソフトウェアやハード面も様々提供してくれて自身のツールも増やすことができました。
そこで生まれた人との繋がりも貴重な財産。特にウェールズは小国なので、協会の人やトップクラブの著名スタッフとも距離が近いし自分次第ではすぐに繋がることができます。
UEFAライセンスのコースでコーチの自主性を重んじたカリキュラムと最先端の理論や情報、協会が主催するナショナルカンファレンスや分析のセミナー、プレミアリーグクラブへのStudy Visit、授業で著名コーチや業界人によるマスタークラスを受けれたことも留学していなければできない貴重な経験でした。